共有型音楽の現在と未来

加速する流行~多くの曲は人々の記憶に残らなくなる?~
音楽のストリーミング配信サービスという、共有型のものが現れたことにより「買う」から「借りる」ものへと変化しました。そして、どんな音楽も聴き放題になったことにより、曲の広まる速度も大きく変わっています。

今までは、流行りの曲をひとから聞いたとしても、実際にどのような曲か知るためには「テレビ番組で聞く」、またはレンタルしてくるか、自分で買わないといけませんでした。しかし、ストリーミング配信サービスなら話は違います。

ひとから流行りの曲について聞いて、すぐにスマートフォンなどで実際にどんな曲か知ることが可能です。共有型の音楽は、以前よりもずっと早く情報交換をできるようにしたと言えます。そして、だからこそ流行も加速するでしょう。

実際の友人だけでなく、SNSなどからも口コミのような形で、今の流行りについて入手し、そして配信サービスですぐに曲を体験できるため、以前よりもあっという間に広まるはずです。反面、飽きられるのも早くなることでしょう。

つまり、音楽の流行はこれまでよりもずっと早く移り変わると考えられます。ミュージシャンたちが人の記憶に残るには、なんらかの工夫が必要となるでしょう。もしかすると、流行のあり方自体が変わるかもしれません。

共有型の究極はライブ配信?

音楽配信サービスは音楽の「共有型」とも言える、新しい形です。今後も「共有型」としての利点を活かしてますます発展していくでしょう。共有することに重点をおいたサービスは、最終的にどのようになるのでしょうか。

共有型は近い将来ライブ体験をも配信できるように!?
共有型音楽最大のメリットと言えば、新しい音楽を他者や配信サービスからの情報によって見つけ出せることでしょう。自分から探さなくても、勝手にサービス側から様々なオススメを提供してきてくれるので、手間がかかりません。

また、ハードウェアに保存しておく必要がないので、容量を気にせず何曲でも聞けるのも利点のひとつです。遠くへ旅行に行くときも、どの曲を持って行こうかと悩む必要がないので、熱心な音楽ファンには最高の環境でしょう。

現在の状態でも十分に便利ですが、時代とともにさらに利便性が追求されていくはずです。もし発展していった場合、共有型の音楽サービスは究極的にはどのような形になり、人々に提供されるようになるのでしょうか。

あくまで予想ですが、おそらく曲だけでなくライブなども配信できるようになると思います。映像と音の両方を提供できる機械が作られ、いつでもどこでもライブ会場に行っているような体験ができるようになるのではないでしょうか。

そこまでいくと、もうわざわざ足を運んでライブを見に行く、ということもなくなるかもしれません。ミュージシャンたちはあくまでネットの向こうにいる存在として、実際に会うことはないヴァーチャルな存在となっているでしょう。

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