共有型の娯楽に見る現代の感覚

SNSを使う若者たちの楽しみは共有にこそある?
LINEやFACEBOOKなど、今やSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)は人々の生活にとって欠かせないものとなっています。そして、SNSの普及にともなって、娯楽の形態は変わり、楽しみ方も大きく変化しました。

以前は情報を手にいれる手段がある程度限られていたため、娯楽は共有することよりも、発見することや知ることに楽しみの重点が置かれていたように思います。ですが、現在はネットのおかげで情報を得ることは簡単です。

ですから「自分だけが知っている」というようなことは減り、発見する楽しみは薄くなりました。かわりに知識や楽しさを他人と共有することが重要になり、より多くの人と楽しみを分かち合うための交流が盛んになっています。

今や、若い人たちにとって娯楽とは「自分が楽しむ」ためだけのものではなく、「人とコミュニケーションをとるためのツール」でもあると言えるでしょう。そして、上記のことが関係しているのか多くのビジネスが変化してきています。

特に販売方法は以前と比べて変わってきており、音楽や書籍、ゲームなど様々な分野に影響をおよぼしています。おそらく今後は多くの娯楽産業が、さらに「共有」という側面にフォーカスしたコンテンツを生み出していくでしょう。

これからは物も共有型に?

音楽や動画など形のないものは共有型のサービスに移行しても物自体に変化はありません。ですが形あるもの、服などは共有するには色々と問題がありそうです。果たして、形ある物は共有型のサービスに移行できるのでしょうか。

すでにはじまっていた!?ファッションの共有型としての販売
現在、共有型のサービスが広まりつつある娯楽のほとんどは、映像や音など形のないものです。ですが、今後に共有型であることが当たり前になれば、もしかすると物も誰かと共通であることが常識になる可能性もあります。

実は、すでにファッションに関するサービスは存在しており、月額制でレンタルし放題というものがあるそうです。ブランドバッグに特化したものや、プロのスタイリストが洋服を選んでくれるものなどが存在しています。

もともと日本人はトレンドに敏感であり、多くの方が流行りのオシャレな服を着ようとする傾向にあるので、共有型のファッションは意外と早く浸透するかもしれません。ただ、共有するものが物質になると問題も多く発生します。

音楽や動画など形のないデジタルのものは多くの人が使うことによる「劣化」は生じません。しかし、服など物になれば使い回すほど傷みはでてきます。くわえて、いくらキレイでも他人が触れたものに抵抗がある方はいるでしょう。

ただ、「服は欲しいけどお金がない」という方にとっては重宝します。総合して考えますと、浸透するかどうかは、サービスを提供する側が今後どのようなアプローチをして販売するかにかかっている、ということになります。

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