時代を席巻する「ソーシャルゲーム」

ソーシャルゲームだからこそ、うまく維持できない部分とは?
共有型のゲームとして多くの人に親しまれているソーシャルゲームは、近年ゲーム性のしっかりしたものも増えてきています。しかし「ソーシャル」という特性上、クオリティを上げにくい部分がいくつかあるようです。

なかなかよくならない部分としては「ゲームバランス」と「ストーリー」が上げられます。まずゲームバランスですが、売り上げが継続的にないといけないため、どうしても敵や味方の強さがインフレーションせざるを得ません。

なぜなら、ガチャのキャラをどんどん強くして魅力あるものにしていかないと、課金する人が減ってしまうからです。そして、自分のつかうキャラが強くなれば、当然それに対抗できるよう敵も強くしなければ意味がないでしょう。

また、終了する前にストーリーを終わらせるわけにもいかないため、どうしても薄く引きのばす必要があります。くわえて、ソーシャルゲームでは「ストーリーを読むのが苦痛」という層もいるため、文章量も増やせません。

よって、ストーリーやキャラクターに深みをもたせることが難しくなります。とは言っても、ソーシャルゲームに求められているのは「ちょっとしたヒマつぶし」の楽しさなので、上記ふたつはよくならずとも問題はないでしょう。

ソーシャルゲームと家庭用ゲームの違い

ソーシャルゲームと家庭用機はそれぞれ違う快感があるため、「楽しさ」という点においては競合することがありません。今回は両方のもつ面白さを分析し、なぜソーシャルの方がライト層に受けるのかを考えてみます。

誰でも楽しめるソーシャルと、実力がものをいう家庭用機
ソーシャルゲームと家庭用ゲームは求められていることが根本的に違います。なにが違うかは、売り文句を見れば明らかです。ソーシャルゲームの多くは「お手軽」「爽快感」「誰でもできる」ということを大々的に宣伝しています。

くわえて、ソーシャルゲームはお金をかければ誰でも優位に立てる、というのも魅力です。かけた金額に応じて必ず強くなる、というのは家庭用にはない強みでしょう。また、簡単で爽快感があるのでストレスも少ないです。

たいして、家庭用機は専用のコントローラーがあり、ゲームシステムをしっかり理解する必要があるなど少々複雑になっています。また、ジャンルによっては多少の才能と経験、そして心理戦を制すための頭脳が必要になるそうです。

つまり、人によってはいくら頑張っても勝てないということもあります。さらに、勝つためのパターンを知るには何度か負けを経験する必要があるため、ストレスも多いでしょう。ただ、上達したときの快感はひときわ大きいです。

まとめますと、ソーシャルゲームは「手軽な爽快感」が求められており、家庭用機は「自らの実力で勝ち残る快感」が好まれるものだと言えるでしょう。もしかすると現代はストレス社会なので、前者が好まれるのかもしれません。

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