娯楽の所有はなくなるか?

所有型はどうなる?人の「所有欲」はなくなるか??
世の娯楽は所有型から共有型へだんだんと移行しつつあります。多くの場合、新しい形式のものが広まると、古い形式のものは廃れてしまう傾向にあり、その結果、文化から完全に消えてしまうケースも少なくありません。

今ある所有型のものも、もし共有型の娯楽が一般的になれば、多くの人々とは無縁のものになるでしょう。ただ、完全になくなるという可能性はかぎりなく低いように思えます。なぜなら、人の「所有欲」が消えることはないからです。

おそらく、所有型のものは「形として残したい」と思える、思い入れの強いもののみになるでしょう。例えば、音楽が好きな人が古いレコードを買ったり、服を好きな人が一点ものを手にいれたり、といったふうにです。

つまり所有型の娯楽は、一部の人たちに、限定特典のような特別感ある娯楽を提供するための手段として残る、と考えられます。自らがどれだけ趣味にたいして思い入れがあるかを人に誇示するための方法になるというわけです。

よって、所有型の娯楽はかなり特殊かつ個性的なものでないと存在できなくなるかもしれません。どこにでもあるようなものは、共有型で問題なくなるわけですから。何にしろ、すぐに世の中から消えてしまうことはなさそうです。

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